RIPSLYMEのFIVEは、HIPHOPという枠での具体性、多くは錯覚なんだけど、それを抽象化しHIPHOPの全体像を見えにくくしたという面で名盤といわれる。つまり、自由なARTFORMであること。何でもありだということ。

発売当時、多くの関係者はこぞってこの作品を中傷し、非難した。なぜか?みなそれぞれが描いているHIPHOP像を、この作品によって崩されるの恐れたから。またチャートの上位に登る事で、HIPHOPってこんなんだよっていうイメージがつくのが嫌だったから(アンダーグラウンド精神)。

最近になってこの作品の意義が見直されてきた。HIPHOPが多様化されるにつれて、多くの価値観が存在するようになった。純粋に音楽のよさを追求していく人が増えてきたから。

そして驚いた。RIPの「FIVE]と同質以上の音楽性をもつ作品が誕生した。
 
HIPHOPとしてではなく、一良質の音楽として聴いて欲しい。

PLANET SHININGから試行錯誤を繰り返してきた彼等の、メンバーの脱退を得てたどり着いた、完成形がここにある。

まさかこんな作品が作れるとは思ってもみなかった。2004年という時期を考えると歴史的意義のようなものは感じ取れないかもしれない。もともとクロスオーバーな事をしていた人達だったし。

でも確認することはできるはずだ。

「いいBEATならジャンルは関係ない」(アフリカバンバータ)

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